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J:COM 320Mプラン x Buffalo WSR-1500AX2S の繋がらない問題を解決〜WiFiルーターの設定変更方法〜

本記事は、J:COMで新規でインターネット接続を申し込んだ際に発生したトラブルとその解決プロセスについて記録するものです。一見快調に見えたインターネット接続でしたが、約1時間に1回、インターネットに繋がらなくなるというトラブルが発生しました。この問題の原因を切り分け、Wi-Fiルータが原因であることを自力で突き止めました。その後、メーカーのサポートにチャットで問い合わせをすることで解決することができました。本記事では、トラブルの原因と切り分け、Wi-Fiルータの設定変更方法について記述します。また、今回の事象を振り返り、もし時間を巻き戻せたとすると、よりよい対処法を発見できたかどうかを検討します。


I. はじめに

J:COMでのインターネット接続申し込み

J:COMの320Mプランを申し込みました。

従来、SoftBankAir(Terminal 3)を使っていました。ところが、建物がJ:COMを使える状態になっていることがわかりました。 12Mbpsは無料、320Mbpsは約3,500円(税抜)。J:COMに切り替えることで、比較的安価で、かつSoftBankAirよりは速いインターネット環境を構築することができるため、J:COMの320Mプランへの切り替えを行いました。

J:COMではWi-Fiルーターの貸し出しを行っています(月額約500円)。しかしながら、オンライン申し込みの場合は、工事日をその場ですぐに指定できますが、メッシュルーターの貸し出し(月額約1,000円)しか選択できないという問題がありました。一方、電話で申し込みをした場合には、Wi-Fiルーターの貸し出しを選べますが、そもそも電話の受付時間が限られている上に、工事日の日程調整に数日を要するという難点がありました。

このような背景があったため、J:COMにはインターネットの接続だけを申し込み、Wi-Fiルーターは自前で手配することにしました。

トラブル発生の概要

ネットを使い続けていると、およそ1時間に1回、接続が切れる問題が発生しました。

II. 環境

インターネット接続に使用している機器の構成について

III. トラブルの原因と切り分け

トラブル発生の状況

J:COM貸与のモデム接続とWi-Fiルーターの接続は、工事の方がさくっとやってくださったので、すぐにインターネットが使えるようになりました。ところが、ネットを使い続けていると、およそ1時間に1回、接続が切れると問題が発生することがわかりました。たとえばテレビ会議を行っている場合、1時間前後で画面が止まったり、画面共有しているスライドが見えなくなると言う事態が発生しました。そのたびにテレビ会議アプリを再起動したり、場合によってはインターネットを接続を再起動する必要がありました。

Wi-Fiルータを原因と特定するまでの経緯

最初はモデムとWi-Fiルーターの両方を再起動していました。途中からWi-Fiルーターのみを再起動するようにしました。それでもインターネット接続が回復するため、Wi-Fiルーターに問題があることが判明しました。

IV. Wi-Fiルータの設定変更

メーカーのサポートによるチャットでの設定変更方法

Wi-Fiルーターの設定の変更については、バッファローのメーカーサポートにチャットで聞いて解決しました。

WSR-1500AX2S/NWH : お問合せ | バッファロー

LINEも選択肢にありましたが、友達登録したくないのでチャットを選択しました。 チャットによる相談は、回答にレイテンシがあるのは難点ですが、電話と違って、こちらもこちらのペースで進められること、説明がすでに文字になっているので、書きとめなくていいなど、恩恵も大きかったです。

解決までの流れ

  • トラブルの症状がWi-Fiルーターの設定に起因する可能性があるため、WSR-1500AX2S/NWHの設定画面を開き、設定の確認をしました。

wi-FiルーターのIPアドレスを調べるためにアプリのインストールを案内されましたが、それは嫌なので、システム環境設定 > ネットワーク > Wi-Fi > SSID > ネットワーク設定……から ルーターIPアドレスを拾いました(192.168.11.1)。 IPアドレスがわかれば、いつもの通りブラウザから設定画面に入れます。

  • インターネット接続設定が自動設定のため、手動の設定に固定しました。WSR-1500AX2S/NWHの設定画面でインターネット接続設定を手動に変更する手順を案内いただきました。

具体的には、下記画面の「インターネット@スタート」から「DHCPサーバーからIPアドレスを自動取得」に変更しました。

  • ファームウェアが最新でない可能性があるため、最新のファームウェアに更新するよう案内されました(上記画面のバージョン部分)。

  • もし改善されない場合は、DNSサーバの設定値を変更する手順を案内いただきました。具体的には、プライマリDNSサーバを8.8.8.8、セカンダリDNSサーバを8.8.4.4に設定するように案内いただきました。さらに改善されない場合は、DHCPサーバの設定値を変更する手順を案内いただきました。具体的には、プライマリDNSサーバを8.8.8.8、セカンダリDNSサーバを8.8.4.4に設定するように案内いただきました。

V. 振り返りと考察

今回の件について、もし時間を巻き戻せればより良い対処法を見つけられたのかと振り返って考えました。

Wi-Fiルーターの貸与を受ける選択肢について

  • Wi-Fiルーターを自前で用意する場合、5,000円以下で妥当なスペックのものが購入可能。
  • 月額500円でWi-Fiルーターの対応を受けるのは合理的な判断とは言い難い。
  • 対象の部屋は広くないため、メッシュルーターの貸与はさらに合理性がない。
  • Wi-Fiルーターを自前で用意したことは今でも正しい判断だと考えられる。

時間を節約するための対処法について

  • 偏見を持たずに、「J:COM側の問題かWi-Fiルーター側の問題かを切り分ける」という考え方が重要。
  • J:COMの対応が全面的にグダグダだったため、J:COMのインターネットに問題があるのではないかとの偏見に引きずられた。
  • モデムとWi-Fiルータの両方を一緒に再起動する手順をしばらく続けていたため、切り分けが遅れた可能性がある。

BuffaloのWi-Fiルーターに問題があることが明らかになってからの対応について

  • 電話よりもチャットでサポートを受けることにより、時間を節約することができた。
  • 画面のスクリーンショットを送ることもできたため、チャットのサポートの方が有利だった。
  • Wi-Fiルーターの設定自体に詳しくなかったため、工事の人にWi-Fiルーターの接続をお願いした。
  • ルーティングモードにスイッチを切り替え、イーサネットケーブルを挿すだけで設定が完了していた。
  • インターネット@スタートを変更する発想に自力でたどり着けた可能性は低い。

結論

  • トラブルシュートがある程度できる人であれば、Wi-Fiルーターを自前で手配することが、性能的にもコスト的にも妥当な構成になる。
  • しかし、あまりインターネットについて詳しくないならば、インターネット業者からモデムとWi-Fiルーターをセットで貸与を受けることが、多少は高くつくとはいえ、妥当な選択肢と結論づけられそう。

VI. まとめ

今回のトラブルでは、J:COMのインターネット接続申し込みをして、自前でWi-Fiルーターを用意したところ、接続が1時間に1回切断されるという問題が発生しました。

原因はWi-Fiルーターにあることが判明し、バッファローのメーカーサポートにチャットで相談し、設定の変更を行いました。時間を節約するために、電話よりもチャットでのサポートを選択しました。

トラブルシュートがある程度できる人であれば、Wi-Fiルーターを自前で手配することが妥当な構成になりますが、あまりインターネットについて詳しくない場合は、モデムとWi-Fiルーターをセットで貸与を受けることが(たいへん残念なことなのですが)妥当な選択肢とおもわれます。