虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

macOSでのキー操作と入力問題のトラブルシューティング

最近行ったパソコンのトラブルシューティングの経験を記録として残します。問題は、エディタ(Jedit Ω)やExcelでのキー操作と、Google日本語入力の学習機能の挙動に関連していました。

現象

  • エディタ(Jedit Ω)やExcelで、タブキーを押した際に、UIエレメント(ユーザーインターフェイスの要素)が青枠で選択され、通常の操作(たとえば日本語変換)がうまく行えませんでした。
  • Google日本語入力の学習機能を有効にしたところ、何故か自動的に無効に戻されてしまう現象が発生しました。

原因

  • システム環境設定で、「フルキーボードアクセス」がONになっていました。これは、キーボードを使用してすべてのコントロールを操作できるようにする機能で、それがUIエレメントが青枠で選択される原因でした。
  • Google日本語入力の学習機能の問題については、具体的な原因を特定できませんでした(再現できませんでした)。

対応

  • フルキーボードアクセスの設定について
    • macOS MontereyとVenturaでは、フルキーボードアクセスのON/OFFはctrl + F7で切り替えることができます。
    • また、「アクセシビリティのショートカット」設定画面を開くにはoption + command + F5を使用します。
    • ただし、ctrl + F7はアプリによっては使用できない場合があります(たとえばExcel)。そのため、明確に設定を切り替えるためにはoption + command + F5を使用することを推奨します。
  • Google日本語入力の学習機能については、再現できず、単に有効に切り替えたところ、無効に戻る問題は発生しませんでした。

macOSアクセシビリティ機能は素晴らしいと思いますが、何かの拍子にフルキーボードアクセスがONになってしまった場合、そのことに気づき対応するのは難しいと感じました。デフォルトでキーボードショートカットがONになっていることが必ずしも良いとは思えません。Appleさんにはもっとわかりやすい操作性を求めたいところです。もし同様の現象に遭遇したら、「アクセシビリティ」や「フルキーボードアクセス」を疑ってみてください。