この記事を書くことにした背景
裁断不可の貴重な本を自炊した。
スキャンの設定は、めったにやらないので、すぐ忘れるので記録しておく次第。
スキャンの設定を、いつもより丁寧に調べた。理由も補記しておくので、他の用途でも役に立つのではないかと。
スキャンの設定
ちなみに、PDFは141ページで24.5MB、であった(思っていたより小さかった)。
分類 | 項目 | 設定 | デフォルト? |
---|---|---|---|
基本設定 | 解像度 | 400dpi | 変更 |
↑ | カラー | フルカラー | デフォルト |
↑ | ファイル形式 | コンパクトPDF | デフォルト |
↑ | 読込みサイズ | 364.0mm x 240.0mm | 変更 |
応用設定 | ブック原稿 | ON、分割、右開き、 枠消しON(10.0mm)、 折り目消しOFF |
折り目消しOFFのみデフォルト |
↑ | 連続読込み | ON | 変更 |
解像度(400dpi)の理由
キレイさとファイルサイズのバランスを考え、400dpi(+コンパクトPDF)が適切と判断した。
- 網膜の捉えられる限界解像度はだいたい300dpi
- 600dpiではファイルサイズが大きくなりすぎる
- 単純計算で300dipの4倍
- 400dpiなら1.8倍程度ですむ
読込みサイズ
B4変形の書籍が多い。ラクするためには
- まずB4に設定
- その後、非定型サイズでmmで指定(実寸にあわせる)
スキャン時のコツ
手に入れることがむずかしく、キレイにスキャンしておきたい場合のはなし。
綴じ目を抑える
- 上下で均等に力をかけるように抑える
- 最初と最後が難しい(片側のページ数が少ないほうが難しい) ⇒ 薄い方を手のひらで抑える
スキャンは分割して、あとで結合
- なれない作業なので、想定外のミスがある
- 「やり直し」でも凹まない程度の単位で切り上げる
- 今回だと、だいたい50頁ぐらいで分割。ただし「身体の声を聴く」優先のこと
なかなかピシッとはスキャンできないので、2回やるつもりで
- うまく行っていないページをチェック、再スキャンして差し替える
- 最初と最後は難しいので、あきらめも肝心
ブック原稿
- 見開き1ページにつき、2回スキャンする(効率悪いけど我慢)
- 右開きとは、ページを右側に繰るもののこと
- 折り目消しOFFにしたが、あまり困らなかった(ONにしたほうがキレイだったのかも)
参考
参考記事
- 本のスキャンおすすめ解像度・読み取りモードのスキャナ設定 | 吉図's
- 電子書籍300冊程度自炊した時点での解像度・ファイルフォーマット方針 · GitHub
- 自炊(本のスキャン)向けスキャナ設定 - Qiita
過去記事
(上が新しい)
- 【記録】ノートのスキャン - 虎(牛)龍未酉2.1
- 【記録】bizhub c284eでUSBメモリにスキャンデータを保存する - 虎(牛)龍未酉2.1
- 【記録】bizhub C284e(コニカミノルタ)で「おさんぽ神保町」をスキャンする - 虎(牛)龍未酉2.1
(参考)自炊した書籍
これがどこにもなくて、探し出すのにひと苦労であった。素晴らしい本なんですが。