虎(牛)龍未酉2.1

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Steam Deckで伝説のハクスラ「Diablo」を遊び尽くす!DevilutionX導入ガイド

はじめに(背景)

SteamDeckで DevilutionX を使い、オリジナルの Diablo 1 を遊べる環境を整えました。

DevilutionXは、解像度やコントローラ対応が劇的に向上しており、オリジナルのDiablo 1を遊ぶのには最高の環境です。プレステ版Diabloは過去にやっています。DevilutionXになってからも、Miyoo Mini、iPadMacBook、RGB30…。いつも冒頭しか遊ばないんですが、あたらしいマシンが手に入るとついインストールしてしまう…。

そして今回はSteamDeck。これこそ「寝Diablo」最終形態ではないでしょうか。


インストールおよび設定の手順概要

今回行った手順は以下の通りです。

  1. デスクトップモードで Discover から DevilutionX をインストール
  2. DIABDAT.MPQ および fonts.mpq を適切な場所に配置
  3. デスクトップモードで DevilutionX を非Steamゲームとして登録
  4. ゲームモードで起動(アイコンなし)
  5. SGDBoop を使用してタイル画像(ポートレイト)を設定
  6. SteamGridDBから画像を手動ダウンロードし、ヘッダ画像を設定
  7. Hellfire拡張は今回は使わず
  8. 解像度は720p
  9. キーアサインを一部変更(LTでその場立ち止まり)
  10. クラスは脳筋方針で Warrior を選択

インストールおよび設定の手順詳細

1. DevilutionX のインストール(Flatpak)

SteamDeckのデスクトップモードに入り、アプリケーションストア(Discover)を起動します。

検索バーで DevilutionX と入力し、見つかったものをインストールします。

2. DIABDAT.MPQ および fonts.mpq の配置

これらのファイルは、正規のDiablo 1 CDまたはGOG.com版から取得可能です。GOG版を使用するのが簡単です。

  • DIABDAT.MPQDiablo 1本体
  • fonts.mpq はフォントファイル(ないと文字化け)

配置先(Flatpak版の場合):

~/.var/app/org.diasurgical.DevilutionX/config/diasurgical/devilution/

このフォルダが存在しない場合は手動で作成します。

配置後、念のためファイル名の大文字・小文字に注意します。 DIABDAT.MPQMPQ は大文字が必要です。

3. 非Steamゲームとして登録

DevilutionXをSteamライブラリに追加して、ゲームモードからも起動できるようにします。

  1. デスクトップモードに切り替え
  2. 左下の「スタートボタンみたいなやつ(KDEメニュー)」を開く
  3. 「DevilutionX」と入力して検索
  4. DevilutionX が見つかったら、右クリック → 「Steamに追加」 を選ぶ

これで、Steamの「非Steamゲーム」として登録されます。
ゲームモードに戻るとライブラリに表示され、すぐに起動できるようになります(ただし初期状態ではアイコン画像は未設定です)。

4. アートワーク(アイコン・ヘッダ画像)の設定

SGDBoop を使う(タイル画像・ポートレイト)

SGDBoop プラグインをインストールします。

  • SGDBoop → ゲームを選択 → 画像を選んで適用

SteamGridDB からヘッダ画像を手動設定

SteamGridDBDiablo を検索し、以下の形式の画像をダウンロード:

  • Grid: ライブラリ表示用の横長画像(460×215)

Steam上でゲームを右クリック → プロパティ → アートワークの空欄を右クリックし、画像を選択。

5. 設定カスタマイズ(解像度・キーアサイン)

  • 解像度は 720p を選択(SteamDeckの画面に最適だとおもう)
  • コントローラー設定で、LTを「その場に立ち止まる(Standing)」に割り当て

これで戦闘時に不用意に動かず、安定して打ち合いできます。

6. プレイスタイル

今回は Warrior を選択。完全なる脳筋構成で、ひたすら殴る。武器を拾っては切り替え、店に売っては買い直し。古き良きハクスラ感をSteamDeck上で楽しんでいます。

Hellfire拡張(MonkやBarbarian)は今回は使用せず。シンプルにオリジナルで進めています。


おわりに

SteamDeck × DevilutionX は、2020年代Diablo 1を遊ぶ最も快適な手段のひとつです。もはや「いつでもどこでもトリストラム」。

非Steamゲームとしての登録やアートワーク設定には少し手間がかかりますが、一度環境を作ってしまえば、完全に「寝Diablo」できます。

やったね。