10th Anniversary 劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール「ディアルガVSパルキアVSダークライ」ミュージックコレクション(DVD付)
- アーティスト: 宮崎慎二
- 出版社/メーカー: MEDIA FACTORY,INC.,(CED)(M)
- 発売日: 2007/07/25
- メディア: CD
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?大人が見ても、飽きないぐらいにはおもしろい。
?子どもを信頼する「善なるこころ」で一貫しているのに感心した。
?DSへのダークライのダウンロードで、まったく混乱が起きていないのがすごい。
関心があったのは「オーソドックス 対 先端」「組織の力 対 個人の力」。
「オーソドックス 対 先端」については、
・全体としてはオーソドックス
・部分部分、というかごく限られたゾーンでは先端
アニメ作りのプロセスを考えると、あるていどそうならざるを得ないのかもしれない。
実写のほうが「編集でいじる」ことができるのだろうけれども、
アニメのほうがあとでいじるのは難しそうだ。
というようなことを考えた。
「組織の力 対 個人の力」については、
正直、ようわからん! 一人ひとりがデシジョンしてるのだろうけれども、
特定の何人かの強いデシジョンを感じない。
組織プレーにありがちな、部分最適も感じない。
メディアミックスの嵐の中で、ポケモンという中心的な価値感があって、
子どもに対する絶対的な信頼があって、10数年という歴史の中で、
チームに経験値が蓄積されているような感じを受けるのだけれども。
なにが理解不能かというと、ポケモンってあらゆるポイントにおいて
オーソドックスを外していないのだけれども、飽きてしまうような
マンネリもないのですよ。ゲームも、アニメも、映画も、攻略本も、
外伝ゲームも。「制約条件みたしてるから、内容がへたれでもいいでしょ」
みたいな投げやりさがないっていうか。
今のところ説明する言葉として「価値観」しか思い浮かばない。
思い出しついでに、PS3の販促パンフレットを見たのだけれども、
「価値観」がゆらいで、投げやりになってるよなー。
トップが解任になって、だれも責任をとる気がないっていう、
(あるいは取れないっていう)投げやり病のフルコースに見えました。