虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

【V4】劇場版ポケットモンスターD&Pダークライ ★★おもろい。

?大人が見ても、飽きないぐらいにはおもしろい。
?子どもを信頼する「善なるこころ」で一貫しているのに感心した。
?DSへのダークライのダウンロードで、まったく混乱が起きていないのがすごい。


関心があったのは「オーソドックス 対 先端」「組織の力 対 個人の力」。


「オーソドックス 対 先端」については、
 ・全体としてはオーソドックス
 ・部分部分、というかごく限られたゾーンでは先端
アニメ作りのプロセスを考えると、あるていどそうならざるを得ないのかもしれない。
実写のほうが「編集でいじる」ことができるのだろうけれども、
アニメのほうがあとでいじるのは難しそうだ。
というようなことを考えた。


「組織の力 対 個人の力」については、
正直、ようわからん! 一人ひとりがデシジョンしてるのだろうけれども、
特定の何人かの強いデシジョンを感じない。
組織プレーにありがちな、部分最適も感じない。
メディアミックスの嵐の中で、ポケモンという中心的な価値感があって、
子どもに対する絶対的な信頼があって、10数年という歴史の中で、
チームに経験値が蓄積されているような感じを受けるのだけれども。


なにが理解不能かというと、ポケモンってあらゆるポイントにおいて
オーソドックスを外していないのだけれども、飽きてしまうような
マンネリもないのですよ。ゲームも、アニメも、映画も、攻略本も、
外伝ゲームも。「制約条件みたしてるから、内容がへたれでもいいでしょ」
みたいな投げやりさがないっていうか。
今のところ説明する言葉として「価値観」しか思い浮かばない。


思い出しついでに、PS3の販促パンフレットを見たのだけれども、
「価値観」がゆらいで、投げやりになってるよなー。
トップが解任になって、だれも責任をとる気がないっていう、
(あるいは取れないっていう)投げやり病のフルコースに見えました。