虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

寂光院・ゴボウ・肉まんの皮

仕事の関係で、休みが土日ではなく。
テニスに行けてない……。
来週あたりは「行く」と決めて行かなければ成り行きでは行けねえ。


寂光院
 □今年はまだ紅葉を見に行っていなかったので、1箇所ぐらい
  いくべかあ、と思いたって。当初、龍安寺に行こうと思って
  いた。
   一、近いから
   一、禅寺だから
   一、広くて紅葉がきれいだから
 □が直前になって竜安寺に行くのを中止
   一、近すぎて「日常」を引きずりそうだから
   一、よく考えてみれば去年も龍安寺の紅葉を見に行った
   一、ようするになんだか、ときめきがない
 □ということで、龍安寺にいく道すがら、寂光院に変更
   一、ちょっと遠いので、「非日常」に浸れるし、ドライブもできる
   一、出発だけは朝早かったので、今日の予定内に収まりそう
   一、先月三千院には行ったけれど、寂光院は4年前に行ったきり
 □寂光院での発見
   一、仏教の受け入れられ方の歴史をうすらぼんやりと
     分かるだけでも、よりよく理解できるようになる
     いまの理解レベルでも面白いのだから、
     もっとわかるともっと面白いのだろう
   一、寂光院は意外と(入場料が)高い
     三千院がたっぷり見るところがあってほぼ同価格なので
     でもイイですよ寂光院
   一、寂光院は、若い女性に人気がある、らしい
     理由は、よくわからない
     でもたしかに、三千院のほうが、「なんかわからないけれど
     来てしまっている」おっさんが多いように思う
     気のせい?


■おいしい発見

 □肉まんの皮を作るときに、酒を入れないのがコツでありそうだ
   ・北京で食べた肉まんの味が忘れられず10年近くが経つ
   ・日本であちこちの肉まんを食べたつもりだけれど、
    あの味にはほど遠い
   ・素っ気無い皮と、油ギトギトのあんの組み合わせ
   ・皮については、皮の生地に酒を入れないと、
    あの味に近づくことを発見
    (日本酒を切らしていたので入れられなかった)
    偶然の、大発見だ
   ・あとはあの、ぎとぎとしたかんじの肉あんを作れば
    北京の味の再現は近いのでは!
   ・ちなみに小籠包も、いろいろなところで食べてるつもり
    だけれど、西安の屋台、ろくに明かりもない暗がりで食べた
    あれに勝てるものに会わない
    一皿50円ぐらいなんだから、もっと食べときゃよかったなあ
   
 □すき焼きの残りに、ごぼうを入れて卵でとじるとイイ!
   ・すき焼きの残りに、
    白菜とごぼうを足して煮詰めて、
    卵でとじて、
    あつあつのご飯の上にのせて
    粉山椒をひとふり、一味唐辛子をひとふり、
    あーおいしかった
    これからわがやの定番となるか
   ・すき焼きが、肉をおいしく食べる方法だとは思わないが
    その他(とくに白菜かなあ)をおいしく食べる方法としては
    スバラシイと思う
   ・とりあえず、ごぼう万歳



■読了
 ほぼフル稼働していたわりには読めた。
 新幹線の移動があると、読めるなあ。

 □「ひとつ、村上さんでやってみるか」(村上春樹)★★★
  全部隅々まで読む気はないので読了とする。
  いつもながらおもしろい。
  5年以内ぐらいにはノーベル賞取るんだろうなあ。
  トイレの常駐本にしておきたい。トイレの本棚ってどうすれば
  いいかんじになるのかなあ。
  
 □坂の上の雲(1)★★★
  おもろい。久しぶりに小説をがぶ飲みするように読んだ。
  発見。河合隼雄村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を評して
  「日本の小説に珍しく構造がある」と言っていて、ずっとその
  意味がわからなかっただけれども、司馬遼太郎を読んで得心。
  構造がないわけではないのだろうけれど、だらだら喋っている
  ような進み口が気持ちよい。
  
  構造について補足メモ。自分はいつでも何でも、座標軸を作って
  考えているような気がする。ロジックに強いと言われるときは
  それが良い面に出ているのだろう。柔軟性に欠けると言われる
  (自分で思う)ときには、座標軸を変えるのが遅れるのだろう。
  ビジネス上win-win関係を構築するというのは、
  座標軸を変えるということなんだ。とわかっていても、
  一歩(も二歩も)遅れる。
  
  なお、世の中ではあまり頭に座標軸、あるいは構造を
  思い浮かべないんだろうなあというのも、最近の発見。
  
  ついでに思い出し用メモ。構造主義は西洋のものだと思って
  いたが、東洋(インド〜中国)も構造を作るの好き。
  一番の違いは、西洋は背反に分けたがるが、
  東洋は循環構造を作っても平気。というか意図的に作る。
  循環構造による論理的矛盾を解消するため、
  釈迦の言う「空」の概念ができあがった。
  そして「空」の概念(文化的気風)が、インドで「0」の
  発見につながった。ようである。
  
  
 □サンショウウオの明るい禅(玄侑宗久)★★
  「はじめに」がいちばんおもしろかった。白隠の隠し子の話、
  おもろい。
  

■空手の昇段試験

 □昇段試験の機能は、親の満足・納得させること
 
 □私が空手に求めることは、身体の使い方を覚えること
 
 □北野のテニス部でさんざん身体をいじめ倒したのは
  (後遺症も多少あるけれど)非常によい学びとなった。
  身体の軸の発見も、自分の中では大きな発見。