day 9
■金沢へ
日帰りで輪島〜金沢旅行へ
【計画】3:30出発、22:30帰宅、輪島の朝市、金沢金剛、大野醤油、兼六園
【実績】3:40出発、22:20帰宅、輪島の朝市、金沢金剛、大野醤油
(兼六園は捨てた)
強行軍につきあってくれた子どもたちに感謝。ありがとう。
□輪島の朝市(8:30着、11:00発)
・買ったモノには満足だけれども、あまりハッピーなところでは
ないように感じた。スポイルされた観光地
アルコール漬けになってしまった、アメリカインディアンを
思い出させる
・観光客がくることでしか、成り立たなくなっている
観光客に依存してしまっている、哀しい場所だと思った
・だいたいにおいて、おっさんが跋扈しているところは
やばいところだ
観光地としては、成熟期〜衰退期だからなあ
・あープロダクトライフサイクルで考えればわかりやすいのか
製品は衰退期には撤退ができるけれども
観光地は、成熟期は新たに手を打たないと、ダメになって
いくのかー
・まずは自分がやばいおっさんにならないようがんばろう
○食べたもの
・焼きイカ、焼きサザエ、焼きいも
(うまい!)
・豆のパンケーキ
(うまい! ケーキの粉はどこかで食べた味、
しかし豆がたまらん)
□金沢金剛(世界一ながいベンチ〜厳門、12:00着、14:30発)
・富来で昼ごはん
・世界一ながいベンチ(ギネスにのってるらしい)、
いちおう端まで歩いてみた
帰り道の松林、まつぼっくりがたくさん落ちていて
子どもたちは大興奮
子ども的にはこのまつぼっくりがテンションのピークであった
・厳門、はじめ間違えていて、ありがたく厳門を拝んできたと
思っていたのだけれど、車の中でたびまる(ガイド)の写真を
見ると、さっき見たのとぜんぜん違う!
もういちど、行き直しました
いやー。ほんものを見れて、よかったよ
○食べたもの
・海鮮丼、刺身定食
・男爵いもソフトクリーム、りんごソフトクリーム
⇒いもソフト、塩をかけて食べる
ちょっと粉っぽい
不味くはないんだけれども、なんでいもをソフトクリームに
せないかんのか、わからん
□大野醤油(16:30着、17:00発)
・大野は江戸時代、醤油の5大産地のひとつだったそうで
醤油愛好家としてはいかねばなるまい
・味は、甘口。九州醤油より、まだ甘いぐらい
魚とよくあう(らしい)。煮魚に使うと、うまほー。
・いこうと思っていた醤油の蔵元は休み?だったので
急遽アドリブで空いている蔵元(ヤマト醤油へ)
・目当ての大野紫あり、加熱処理していない「ひしほ」も
1本調達、いしる(魚醤)もイワシとイカを買った
・能登にも魚醤があるとは知らなかった
しょっつる(宮城だっけ)ぐらいしかしらなかったべ
だいたいにおいて魚醤というよりナンプラーのほうが
有名というのも……なんとまあ無知なことだろうか
・能登ではいしるを使うけれども、金沢では使わないとのこと
食文化圏が、違うんだそうだ
よそもんから見ると、金沢も能登半島も一緒みたいな
もんだけれども、違うんだなあ
○食べたもの
・醤油ソフトクリーム
⇒うまい。キャラメル味。クリーム濃厚、コーンはパリっと
サクっと。しかしなんで醤油をソフトクリームにせな
いかんのかは、わからん
HOWはとてもうまくやってるけど、
WHYがおれにはよくわからなかった
□近江町市場(18:00着、19:00発)
・明日のためにバナナを買う(いきなり)
・懐具合を心配して、市場にある回転すしに
回転してなくて、注文してから作ってくれた
・ちょっと甘口の醤油が魚とよくあって、うまー
・うにも嫌な臭いなく、うまー
・いわし、あじといった青魚がこれまた、うまー
○食べたもの
・すし
□兼六園
・時間がなくなったので、行くのをやめた
・醤油を取って、兼六園を捨てた
花より団子ぉー
・まあ兼六園は年寄りになってもいけるしな
他の人、他のツアーで来ても、兼六園は行くだろうしな
・あとは半分へ理屈なんだけれど、ほんとうに池のある
池泉庭園にはあまり興味がないのだ、枯山水が好き
・ところでなぜ、兼六園は枯山水じゃないのかなあ。なぞ
□なぜ金沢なのか
・ここ何年か、金沢に行きたいと思っていて、
それがなぜなのか忘れてた。帰りの車の中で思い出した
・日本が近代化する際に、切り捨てられた土地に興味があって
まあいろいろあるんだろうけれど、代表格は御三家つまり
水戸、紀州、加賀。千葉(銚子方面)、和歌山、金沢。
・ここいらには新幹線は通らないし、
高速道路も手が遅れてるし、できてもあまり便利ではない
・どこまで意図的に切り捨てたのかは分からないけれど、
力を持つことを恐れられて、弱体化されたのかなと思う
・つまり、日本の中の敗戦国、なんだよねえ
発言権も十分にはない
・日本文化といったときに、この3箇所にはたくさん文化が
眠っているけれど、それも切り捨てられたんだろうねえ
・日本という枠組みもそもそも信じていないけれど、
かりにその枠組みで考えるとしても、
なんと根拠薄弱なまま、日本のアイデンティティを
形成しようとしていることか、と思ってしまう
・ちなみに、御三家のおひざもとは、ぜんぶ醤油の名産地
紀州の湯浅醤油は角長のものを使ってます
角長、関東では紀伊国屋でショート瓶を買っていた
京都へ帰ってきてからは、一年に一回箱買いして使ってます
・失われた武士のこころを求めて、わたしは参禅し、
醤油探しの旅に出るのです(ほんまかいな)