- 作者: デイル・ドーテン,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2002/07/26
- メディア: 単行本
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その人と一緒にいるときの自分がいちばん好きだ
一、職場において才能を『相乗作用』させることは可能である。『ほんもの』の上司と『ほんもの』の部下が職場に求めるものは同じだからだ。
・自由。管理がない、平凡でない、愚か者がいない
・変化
・チャンス
二、優れた上司はただ部下を雇うのではなく、同志を手に入れる。
三、一流の人材は職を持つのではなく才能を持つ。彼らが一度働く場を求めれば、やがてその才能は見ぬかれ、望まれ、獲得される。
四、有能な上司と部下は、典型的な求職プロセスを逆転させることが多い。上司が部下をハンティングするのではなく、部下が上司をハンティングする。そのプロセスは『求人市場』というより『逸材探し』を思わせる。
五、優れた上司は、部下に辞めようなどと思わせない、特別な職場環境を築くことも多いが、部下に価値ある転職をさせ、解雇という『隠し技』の達人になることも少なくない。
六、優れた上司と部下との同盟は才能の結びつきであり、その絆の多くは生涯切れることがない。
自分がしたいと思わない仕事を、なぜほかの人がしたいと思うだろう?
本当に優れた上司のもとで働き始めた人間ははっきりと知る。給料よりもっと大切なもの、つまりチャンスと変化が得られることを。
優れた上司は権限を手放す。それもただ手放すのではなく、誰かの手にポンとゆだねる。
他者に負けない給料や待遇を示して「うちで働かないか」と誘いをかける VS 「きみ自身の才能を開花させるチャンスのある、素晴らしい環境で働かないか」と誘いをかける。自分の部下は皆がほしがる人材だとわかっているので、彼らを惹きつけておける職場をつくろうとする。
3Mの15%ルール、チャイナミストティー社のビリヤード台、X字型のビル、フォーマルマンデー、瞑想用ルーム、ライオンの詩の朗読会
明確な規則と規範を決める VS 規則ではなく高い規準を決める。(些細なことには寛大に、重要なことには細心に)
ジョン・ウェルカーの砲兵大隊のエピソード、P&Gのブラインドテストの規準
お役所的な体制の中でどう振る舞えばいいかを理解している VS お役所的な体制の外でどう仕事をすべきかを知っている
答えを教える VS 質問を投げかける(答えそのものより、答えを見つけさせることのほうが大切)
一日中ふたつの質問を。「もっといい方法はないか?」「これがきみにできる最善か?」
部下の時間と努力を得る VS 助力を得る
トルティーヤにキリストの顔を見る
部下の成長について関知しない VS 進歩という個人的な梯子を登る部下を、次の段に押し上げてやる
『自立のための本はどこにありますか?』『それを教えたら、自立にならないじゃない』
チームプレイヤーを探す VS 同志を探す