はじめに
合同会社をつくったので、うまれてはじめて会社の立場で年末調整をおこなっています。税務署から送られてくる「令和3年分 年末調整のしかた」は、とてもよくできているとおもうのです。
でもところが、なにせ初めてなものですから、めっちゃ基本的なこととか、全体像がわからないのですよね。
ここが知りたかった!を図にしておきました。はじめて年末調整をする人とか、年末調整っていったいなに?という人のお役にたつ……かも?
全体像
すこし補足
年末調整時の、従業員→会社への提出物
- 「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(給与所得者の扶養親族申告書、通称マルフ)
- 「給与所得者の保険料控除申告書」(2018年分以後、通称マルホ)
- 「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」(2020年分以後、マル基配所)
- 「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」(年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書)
差引後の所得税の支払い
- 12月の納付の際、年末調整の差額を調整し、支払う
- もし、過納額がおおきく、マイナスになった場合は、納付額をゼロにする
- 過納額の残りは、翌月以降(1月 or 7月)の納付額から減額する
※税金の追加支払いが必要ならすぐに払う。税金を払いすぎていたら、還付されるわけではなくて、将来の税額から減額される。という非対称性に気がつかなかった。よく読んだら書いてあるけど、わからねえよお!※
2022-01-06追記
これは間違い?で、2ヶ月以内に減額しきれない場合は還付手続きをおこなう。
- 12月の納付の際は、差額を調整せずに所得税を支払う
- 過納額は、下記サイトで指定されている書類を揃えて還付手続きを行う
cf. [手続名]源泉所得税及び復興特別所得税の年末調整過納額の還付請求
いやはや、エッジケースに近いからだろうけれど、きわめてむずかしい。書いてあるといえば書いてあるのだけれど、結論を知らずに解読するのは困難……。検索してもほとんどでてこないし。
おわりに
あーすっきりした。「詳細はほんとうは違うけど、ざっくり合っている全体像」の説明が、ありそうでないなあと。※詳細はきちんとご確認ください※
ちなみに、税務署からいっしょに送られてくる
- 年末調整
- 法定調書の作成と提出
- 給与支払報告書の作成と提出
は(それぞれ関連性は高いものの)別タスクということがわかってきました。