Linuxが好きなのである。どうやら。理由はよくわかりません。でもどうやら、好きなのです。ゲームとかほかの遊びよりよっぽど楽しくて困ってます。うちのネコ殿も興味津々です。
さいきんのマイブームの直接的なきっかけは、古いパソコン、壊れたパソコンが立て続けにやってきたことでした。おもに、新しいOSを入れられないという理由で、Linuxを入れてみたのでした。
もともと、2000年ごろにLinuxをつかっていました。初代iMacを発売日に買い、それが1998年で、たぶん半年か1年でRed HatのCD-ROMを買ってきて、Linuxマシンにしました。大学でつかっているコンピュータはunixばかりで、研究室ではスーパーコンピューターをつかっていましたから、手元のマシンをLinuxにするのは合理的だったのです。だからたぶん1999年にはiMacでRed Hatをつかっていたはずです。
2000年にはPowerBook G3 (Pismo)に変え、早々に(2001年)Mac OS Xが出てunixになったので、わざわざLinuxをインストールすることはなくなってしまったわけですが。
およそ22年ぶりにLinuxをあれこれさわっていたら、楽しくて楽しくて。
ここしばらく、macOSもiOSも(iPadOSも)、あんまり楽しくなかったのがひとつの原因かもしれない。おもしろい機能や展開がなかったとは言わないけれども、ほとんどのことは「そういうことじゃないんだよなあ」というのが多かったような印象ばかり。
たぶん次はiPhoneは買わないだろうなあ。iPadは他に選択肢がないから買うかもしれないし、MacBookはこれまた他に選択肢がないから買うだろうとおもいますが。
あるいは、最近は「ビジネスという手段では前進させることがむずかしいこと」に興味があるからかもしれない。Linuxがスムーズな20年を過ごしてきたとは言い難いかもしれないけれども(もっとすごくなる期待もあった気がする)、ある意味でLinuxの達成してきたことはとてつもない。
それに、ビジネスの人たちが進めるのに比べると遅々としているかもしれないけれども、ディストリビューション・デスクトップ環境・仮想環境の進化には目をみはらされるものがあります。ほんとうに「すごいなー」とおもって、触っているだけでたのしい。日本語が打てなくてもかまわないぐらいたのしい。
メインOSをmacOSからLinuxに変えられないだろうかと真剣に悩むぐらい、触っているだけでたのしい。メインOSにするには、乗り越えなきゃいけない壁がいくつかあるけれども、ポチポチと進めていこうかなとおもいます。
ちなみに、メインにするとすれば、M1 MacBook Proの上にUTM、そのうえにLinuxかなというかんじです。
ディストリビューションで、今のところグッと来ているのは
あたりです。まだUTMとの相性もあって、ディストリビューションの好き嫌いだけで決めきれないかんじです。
デスクトップ環境は、まだ完全に把握しきれていないのですが
の順番かなあ。KDE Plasmaは一本スジが通っている感じがして気持ちがよい。Xfceは軽量で速いのがともかく抜群だけれども、やりたいことをどうやったら実現できるかまだわからない。GNOMEはタイル型ウィンドウマネジャーが簡単に使えそうなのがなにより魅力的だけれども、ちょっときっちりしすぎている感じがしてしまいます。
とはいえ、どの機能がデスクトップ環境によるもので、どの機能がディストリビューションによるものなのか、ちゃんと区別がついていないので、まだなんともあいまいな印象で述べているに過ぎません。
そんな「わからないことがだんだんわかってくる」のが、いちばん楽しい時期なのかもしれません。