はじめに(コメント)
テニスのゲームは、自分的にはバーチャテニス3が最高峰。その理由を考えた。細かい論証は省きつつ、思考の流れを記録する。
自分的ではないけど、Metacriticのスコアでも、バーチャテニスのスコアを、新しいテニスゲームはなかなか越えられない(マリオテニスを除く)。
最近のテニスゲームは大きく分けると
3方向に分類される。お手軽方面、マリオテニス方面、シミュレータ方面である。
お手軽方面は、今回は外す。
マリオテニス方面
マリオテニスがなにを抽象化しているかといえば、「ラリーがつながる楽しさ」。ネットを挟んで、球を打ち合うことが、まずはうれしいもの。
リアルテニスでも、だんだん上手くなって、ラリーがつながると、純粋にたのしい。
とはいえ、ラリーがずっとつながっているとゲームにならない。そこで、必殺技であったり、スピン・スライス・フラットの打ち分けといった要素が追加されていく。
ゲームが上達していったときに、どこへ向かうか。必殺技はオフにして、スピン・スライス・フラット(+ドロップショット・ロブ)の3すくみ。
ゲームとしてはおもしろいかもしれないけど、「テニスに求める抽象化」は3すくみじゃないなとおもってしまうのだ。
ちなみにマリオテニスはわりと初期からやっている。64はやってないけど、GBC、GC、GBA、3DS。やってないのは、64とWii U、Switchか。好きなんやん。
シミュレータ方面(リアル方面)
さいきんのテニスゲームのメインストリーム(とおもわれる)のは、シミュレータ方面。
たぶんシミュレータをつくることが目的で、ゲームは二の次ではないかとおもうぐらい。ものすごくよくできている一方で、ゲームとしてのおもしろさや遊びやすさは不安定。
売れてるハードのSwitchでいえば、AO Tennis 2がMetacriticで健闘しているけど、スコアは65(黄色)。
やってみたところ、ほんとうによくできていると思う一方で
- 読込が遅い
- 難易度が難しすぎる(もしくは簡単すぎる)
- 有名選手がいない
といった致命的な欠陥を抱えている。
なぜシミュレータはゲームとして不安定なのか?
そもそも(リアルの)テニスというゲームが、不安定だからだとおもう。
- だいたいの試合は、片方が圧勝する。
- 接戦の試合(名勝負)は、ほんの数ポイントで結果が左右される。
そもそもサーバ側が圧倒的に有利で、いちど離されると追いつけない。競った場合は、けっきょくタイブレークの2ポイントで決まる、みたいな世界で。
このリアルテニスから、見世物としてのおもしろさではなく、「ゲームとしてのおもしろさ」を抽象化することが、なかなか難しいのではないかとニラんでいる。
バーチャテニス3最高
という背景があって、
- 有名選手を動かせて(これはこれですごいことだが)
- スーパーショットを打てて
- 接戦(ぽい錯覚)を味わえる
バーチャテニス3が最高峰という結論になるのだった。
これからのテニスゲーム(予測)
リアルシミュレータの精度が安定したあかつきには、
- 難易度を柔軟に(試合状況に応じて)変更するアルゴリズムがあって
- 歴代レジェンドプレイヤー(の最盛期)を動かせて
- 読込の速い
ゲームになるのではないかと予想する。
ジョコビッチvsサンプラス とか ナダルvsアガシ とかの対戦で、シーソーゲームではらはらしながら遊んでみたいじゃないですか。
リンク
余談
テニスのゲームでわりとやったのは
- マリオテニス
- バーチャテニス
以外だと、