『修身教授録』を読みたかったが、あまりに重厚だったので、まずは入門としてこちらを拝読。
万年筆と、手紙セットを揃えようと思った。
諸君らにしても、自分の一生が教育界、ひいては国家にいかに関係を持つかが分かれば、努力せずにいられぬはずである……志が立つか否かが問題であって、志さえ真に立ったら、もうそれで良いとも言える。
我々教師は、常に仏性を持った者を相手にして居ると考えて、教壇生活を続けねばなりません。所謂鼻垂れ小僧を相手にしていると考えてはならぬわけです……卒業後困ったことに出喰わしたら、先生のところへ行きさえすれば、必ず暖かく抱いて下さるに違いない。とこういう絶対的な信頼感を子供達から持たれる様な教師であり度いものです。
偉大とは、ふつうの事柄を、人をして成るほどと肝銘させることであって、そのためには学徳がなくてはならぬ。