2日はUSJへ。心身ともに大変に楽しんで、各所に発見も手にして、インスピレーションも得て、ものすごい充実した一日であった。ことを前提として、妻から「がんばれAVI」というメッセージをもらったのでw、ポイントをメモしておく。
- USJの残念なところ列記(順不同)
- 儲けようとしているところがちがう。おみやげの袋とか
- 待ち時間が適度すぎ
- 設備にお金がかけられていない
- 和式トイレが残ってる
- アトラクションの並ぶところの小物類、ペインティング、手すり等々
- 細部へのこだわりがない
- パレードが全面的に残念
- テーマ、音楽、分量、人間の数、音量
- 客側にディズニーと比較させてしまっている
- テーマパーク(ディズニーのような)というコンセプト自体が賞味期限切れ
- 子どもを呼ぶという基本方針が時代錯誤
- 目立たないところに配置されているスタッフの表情
- スタッフの接客
- アトラクションが古い
- 映画というテーマが賞味期限が短いので対応が困難ではある
- パークのテーマ、軸がよくわからん
- 集客人員マネジメント(特にピーク時コントロール、日単位および時間単位)がなされているとは思えん
- どこをオーバースペックにしようとしているのか何も感じ取れない
- ETをやめるという英断をしておきながら、なぜクリうんこちゃんになるのか、迷走感しか感じない
- 良いキャラクターをたくさん持ってるのに(綾小路麗華、水世界、ロックンロールショー)なぜ、セサミ・ストリート、スヌーピーで勝負せざるをえないのか
- フード系の店舗およびメニューの背景設定がいまいちよくわからん
- 帰りの渋滞の車の中で見るDVDがなんで売ってないのだ
- 個々の涙ぐましい工夫と全体がつながっていない、各所個別奮闘になってしまっている
- スタッフは限られた人数で(削減された人員のなかで)よくやっていた
- USJ再生プラン骨子(順不同)
- バックドラフトみたいなのをどんどんつくる
- 3Dトリックアートとかみたいなのもどんどんつくる
- 「映画は総合芸術」を全面に押し出す
- 映画作りってむちゃくちゃ面白い、ということをシェアする
- 「映画づくりの疑似体験」をする
- 家に帰っても映画がつくれるようにする
- 賞味期限の切れた映画のアトラクションはどんどん変える
- ブロック分けは「プリプロダクション、ポストプロダクション、撮影、編集、ライティング、非デジタル特殊効果、デジタル特殊効果、音響」みたいな切り口にしてしまう
- おみやげには「映画作成キット」を入れる
- パレードはパークのキャラクターでやる
- 子どもを相手にしない。大人が行きたいから子どもを連れていく、連れていかれた子どもも楽しい、場所にする
- 細部には徹底的にこだわる
- ディズニーと同じ土俵にのらない
- それとも「USJには初心なんてなくて、金融機関がマーケットの有りそうなところに金をつぎ込んでるだけなんだから、ともかくキャッシュを生めばよろしい」という原点に徹底的に立ち返って、全部ディズニーの二番煎じを少し安いプライシングと四分の一ひねりの味付けだけで勝負し続ける。その路線を徹底しきれていなくて潰れてしまったSANYO、徹底しきれてなくて迷走しているロッテリアから学んで、「マーケットがあるから俺たちはやるんだよ!」と完全に開き直ってみてほしい。それはそれでアリだと思う。
なんかしつこいようだけど、楽しかった。それだけに各所に迷走の跡ばかり見て取れるのが大変に残念であった。ディズニーランドしかない世界はおもしろくないし、映画は大好きだし、USJにはぜひどうかがんばって頂きたい。