なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本
- 作者: ディック・ルー,ケン・ブランチャード,ポール・J・メイヤー,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: 単行本
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■ブランチャード好きですねえ
好き、なんかなあ。1分間マネージャー大好きやねえ。
ほかは、まあ、まあまあなんやけど。
短いし。人に渡しやすいし。
■今回はなんでまた?
アマゾンで、広告が来て気になっていて、
日経新聞の広告欄で見て、やっぱり気になったから。
本屋さんにいったら、幸い平積みやったし。
■内容はどないですか?
内容的には、日本の人ならきっときいたことのある、
「やってみせ、言って、聞かせ、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」。
ストーリー仕立てで、頭に入りやすい。ってとこでしょうか。
山本五十六元帥の解釈として面白いかなと思うのは、
「褒めてやらねば」を、上達に対する賞賛(褒める)と、方向を変えるに
分けたところ。
それから、ブランチャードお得意の「シチュエーショナル」で、
段階に応じてアプローチを変える、というところ、が新しかったかな。
実際にやるにあたっては、上長が「やってみせ」をできるかどうか、
これがポイントである気がします。
(なかなかできないんだ、これが)
■他に言い残したことは?
6回言え、っていうのがおもしろかったな。
いつも、適当(失礼)で5回言いました?とか
50回言いました?って言ってたけど、
同化の6段階のどこにいるんだろう?という
フレームワークがあると、もっと良いかもしれない。
■
その他、おもしろかったところ抜き書きは、下記。
・情報過多、ネガティブなフィルター装置、フォローの欠如
【拒否から同化への6度の出会い】
■最初の出会い:拒否
「私の先入観と相いれないので、拒否する」
■二度目の出会い:抵抗
「うーん、わかるけど、受け入れられない」
■三度目の出会い:部分的に受け入れる
「いいと思うが、活用するのは控える」
■四度目の出会い:完全に受け入れる
「確かに、私がこれまで考えてきたことと同じだ」
■五度目の出会い:部分的に自分のものにする
「今日、そのアイディアを使ってみた。素晴らしいものだ!」
■六度目の出会い:完全に自分のものにする
「昨日、そのアイディアを部下に教えた。言葉の真の意味で、このアイディアはいまや自分のものになっている」
・逆パラノイア:世の中が自分たちのためになることばかりしてくれると思っている人たち
・教える、やって見せる、それをやらせる、見守る、上達を褒める、または方向を変えさせる
・頼む、やらせて見守る、褒める
・自分で考えさせる、実行させる、自分で上達を褒める、または方向を変える
・例えば新年の決意がうまくいかないのは、助けを借りずに達成しようとするからであって、
助けなしに達成できるようなものは決意ではない。