虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

【09V06】007/慰めの報酬

007/慰めの報酬、観てきました。
知らなかった、先行ロードショーやったんですね。
えーと。おもろい!
 
単純に、おもろいのでぜひ観るとよいと思います。
 
今回の学び。結論から言うと、スピード経営の時代に
学ぶべきことたくさんアリマス。
 
いくつかの切り口があると思うんですが、
1つだけぜひ紹介したく。
 
あのー、今回の007/慰めの報酬は、前作・カジノ・ロワイヤルの続きで、
前回、恋人を殺されたジェームズボンドがうんぬんかんぬん、と
ゆう話です。うんぬんかんぬん、のところは
あんまりよくわからんのですが。
観たんだけど、覚えてないんですよね。すまぬボンド。
 
カジノ・ロワイヤルで覚えているのはただひとつだけ。
冒頭10分の、記憶に残る限り最高のアクションシーン。
最初にクライマックスが来て、あとは「そのほか続き」という
なんとも不思議な映画の構成。
最後にもう一回ぐらいクライマックスが来れば
すごい映画になったのになあと。
 
今回も予告編見て、これはすごいアクションシーンになるぞと。
前回のように、冒頭クライマックスということはないだろうと。
おもったら、やっぱり冒頭がクライマックスでした。
カジノロワイヤルよりは、全体に盛り上がってたけど、
いちばん記憶に残るのは何かといわれたら、冒頭。
 
いや、けなしてるんじゃなくて。
これたぶん、作ってる人は意図的にやってんだなあと。
DVDの時代で、ネット配信の時代で、
だれも腰据えて映画なんてみませんよ今日び。
それでも映画をちゃんと観てもらいたいと思ったら、
頭でっかちにするのが正解なんじゃないかと思うです。
 
頭でのショックを、でっきるだけ大きくするのが
これからのセオリーなのかと。
むかしのターミネーター型の、
いったん終わったと思ったらまた立ち上がり、
終わったと思ったら、最後の最後に……
というハリウッドスタイルも良かったけれど。
今はもっとスピードがないと負けちゃうんだなと。
 
じっさい、カジノロワイヤルは、冒頭のアクションシーンだけを
覚えてて、あれを観れるなら今回は映画館で。と思ったわけで。
少なくともわたしは。
 
これからビジネスはスピード経営の時代ですよ。
ターミネーター型では、だれも最後までついてきてくれない。
営業だって、最初の一発が肝心。
会社紹介だって、最初の一発が肝心。
プロジェクトだって、最初のインパクトが肝心。
良いものを作って着実にやってりゃ評価されると、
そういうのんびりした時代は終わったのだと。
情報はあふれていて、ネットをサーフィンするがごとく、
最初にひっかけを作れなければ、すぐに捨て去られる時代なのだと。
代替品はいくらでもあるわけだから。
情報は、受け取り手側にたくさんあるわけだから。
 
強烈な、空前絶後のインパクト一発を冒頭に。
もちろん、その後のクオリティも必要。
(当たり前だけど)
 
ということをしみじみ体感するためだけにでも、
ぜひ007/慰めの報酬、を観られることをお勧めしたい。です。