虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

ひらぱーに学ぶ

ひらぱーに行ってきました。
子どもたち(とばあば)は大喜び。
おもしろかった。
 
ビジネス上の学びは……
数字は抑えてないけど、感覚的には、かろうじて黒字だが、
利益を累積できる状態には至らず、
何かあったら(大きな事故とか)いっぱつアウト、
民事再生行きかなと思いました。
勘ですが。
 
数字を抑えればわかるんですが、それはサボって、
仮に、その経営状態が正しいとして、なにを学んだかというと。
 
頭のいい人たちにコンセプトを設定してもらっても、
維持するのが、難しいんだなあ。
 
もう10年ぐらい前でしょうか。「ひらぱー」という名前とコンセプトで
枚方パークが復活しました。
今回はじめて実物見ましたが、作った当時は、
一貫したコンセプトがあり、一貫した遊園地設計があったのでしょう。
限られた予算の中で、最高の設定をしたんじゃないかと思います。
ロード・オブ・ザ・リング以前に、
ロード・オブ・ザ・リングの世界観を、
ひらぱーなりのゆるさで持ってきたあたりなんて、
いい仕事してるじゃん。と思いますが。
 
各種テーマパーク対策で、定額制を導入したりするあたりも、
頭使ってんじゃん。と思いますが。
 
いかんせん、オペレーションが悪い。
 
ディズニーランドにある、
「ゲストをおもてなしすることがキャストの最高のよろこび」
という感じがまったくないんだなあ。
アルバイトでも、そういう感覚をもってるもんねえ。
 
これぐらいの(償却の終わった)設備で、
これぐらいの(低コストで雇っている)バイトで、
まあなんとか利益は出してるんだろうけどね……
という「損得勘定感」ばかりを感じましたです。
 
なにをもってひらぱーが存在しているのか。
ディズニーなら(私の理解では)「おとなに夢を見させる」。
すべてがそこに集約されている。
そういう、焦点がしぼられた感じが、ひらぱーには
なかったっす。
「マーケティング」屋さんの思考の後は見られたけれども、
「ものごとを始めた人間」の原点が見つからなかった。
 
だからといって、行きたくないかというとそんなこともなくて、
また行くと思うんですけれども。
 
最大の学びは、焦点を絞れ、っちゅうことですね。
絞った焦点にたいして、徹底的にやれ、っちゅうことですね。
ある程度大きくなって、成功体験を積むと、
絞るということが、むずかしくなるです……。