あのひとたちはいったい師匠から何を教えてもらっているのか?
こんなスライドを作ったら師匠が難しい顔して、黙っているわけですよ。
そんなに悪くない絵やと思いません?
クライアントが今までやったことがない「◯◯戦略」を実行していくに
あたり必要と思われる事項を、
実行可能な7つのステップに分解しました。
わかりやすいでしょ。
しかも、平行して行っておくべき事項も併記してある。
悪くない絵やと思うんですけど。
長い沈黙を破って師匠が口を開いて曰く。
「上の7つのステップやねんけどな。横軸は何なん?」
いや、横軸っていうか、こういう順番に進めていきますよという
7つのステップなんですけれども。
「うんうん、それはわかるねん。時系列に並んでるのはわかるけど、
どういう7つなん? 7つに意味はあるの?
意味があるとしたら、
6つでも8つでもなくて7つなのは何でなん?」
まあ、あらたまってそういうふうに聞かれたら、うまいこと答えられへんのですけど。
敢えて言えばですね、まず現状を把握して、それから定量・定性目標を設定して、
何をすべきか対策を決めて、実行する、そういう順番ですかねえ。
そういう順番です。
「おんおんおん、それやったらわかるねん。わかるねんわ。
問題解決のフローにそって進めるっていう意味な?」
それそれ、それですわ。
「問題解決の4つのステップは何や?」
現状把握、ありたい姿の設定、問題=ギャップ分析、対策立案・実行、です。
「流儀によっていろいろあるけど、まあそうやわな。今回のクライアントは
その4ステップでやってはるから、それでいこうや」
ほなら、4ステップのフローにして、それぞれの具体的項目を箇条書きに
しようと思いますけど、どうでしょう?
「それがええと思うな。最初の質問に戻るけど、横軸は何なん?」
問題解決の4ステップです。
「そうそう、そういう感じ。言いたいことはな、横軸に意味を持たせてや、
ってこと。おれ頭悪いから、7つもあったら多すぎて認識できひんわ。
せめて5つ、できれば3つ。それが難しかったら、せめてパッと見たら
横軸の意味が認識できるようにしてほしいなぁ」
合点承知之助。
「それからなぁ、もひとつはなぁ。縦軸は何なん? なんでその2行が
並んでるの?
ぎゃふん。
というわけで、こんなスライドになりました。
ビフォーアフターで並べると、スッキリわかりやすくなったって
よくわかりますです、師匠。