【14B010】よき経営者の姿(伊丹敬之)

 

よき経営者の姿 (日経ビジネス人文庫)

よき経営者の姿 (日経ビジネス人文庫)

 

 

「美しい形の意思にして、後は個々の石の働きに任せるしかない」

「わたしの優良企業の定義は、6割の人がきちんと自分の仕事を行っている企業」

 

【顔つき】

顔つき:深い素朴さ、柔らかい強さ、大きな透明感

いい顔つきを育くむ志向と決断のプロセス:「正」と「悪」を両睨みで考える、三つの目をもって現実に沈潜して考える(虫・鳥・魚)、繊細なる鈍感さで決断する

【仕事】

経営者の三つの役割+:リーダー、代表者、設計者+経営理念の策定者・伝道者

 リーダーの条件:人格的魅力とぶれない決断

 代表者の条件:結果への責任感と社会への倫理観

 設計者の条件:戦略眼と組織観

  設計活動の内容:企業全体の方向性を決める、資源の配分の基本枠を決める、組織の構造と管理の仕組み(経営システム)の基本を決める、その仕事の仕組みの中での人の配置を考える

経営者の三つの顔:分配者、教育者、哲学者

【資質】

経営者たる三つの資質:エネルギー、決断力、情と理

 経営者のタイプによる第四の資質:事を興す人(構想力)、事を正す人(切断力)、事を進める人(包容力)

経営者に向かない人:私心が強い、人の心の襞がわからない、情緒的にものを考える、責任を回避する、細かいことに出しゃばる

【育ち方】

経営者が育つ三つの条件:一つの志、二つの場:高い志、仕事の場の大きさ、思索の場の深さ

経営者の危機はなぜ生まれたか:需要過多、供給過少

育つ条件への手配り:候補選び、環境整備(大きな仕事、思索の場、を与える)

【失敗】

三つの誤り:状況認識の誤り、人物鑑定の誤り、人格的ゆるみの誤り

誤りの背後の三つの原因:加齢、成功そのもの、組織への過剰密着

失敗の予兆:自分勝手な論理で考え始める、派手な行動を好む、決断のタイミングがずれる

失敗の加速:いい人、宦官

【引き際】

二つの終焉:権力、人生で最も豊かな時期

 

 

 

 

 

 

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