虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

【12B069-070】スティーブ・ジョブズ1&2(ウォルター・アイザックソン)

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I


スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

・まばたきせずに相手を見つめる練習もした。
・目標は創造的で嫌になるほど頭が良く、反抗心のスパイスが効いた人間を集めることだ。 例によってとっぴな質問を投げ、不測の事態にどこまで対応できるか、ユーモアの余裕を持って押し返せるかを見た。
・旅こそが報い、海軍に入るより海賊になろう。
・スカリーと同じように、ペローもジョブズに自分を見ていたのだ。
・おかしな具合になりまして、、、CFOなしでスティーブが会議をはじめてしまったんです。CFOが来たときには、もう、スティーブが全体を掌握していました。
 

 

・マークラは長続きする会社は自らを再発明するものだ、と指摘する。「蝶のように変態しなければならないんだ」
・なにか大きなことを決めなければならない瞬間というのがありません。毎日、行ったり来たりを繰り返し、くだらないプレゼンテーションをしないので、大きく食い違うことがないのです。
・(iMacのデザインを)エンジニアに見せたらできない理由を38個あげてきた。「やるから」と言ったら「なせですか?」なんて聞いてくるんだ。だから言ってやったよ。「CEOは僕で、その僕ができると思うからだ」ってね。
・だからこそ音楽市場へ参入するとき、アップルは他社を飛び越える大胆で新しい方法を考えなければならなくなったのだ。
・彼(ティム・クック)が相談に来ない限り大丈夫だと、たくさんのことを意識から追い出すことができたんだ。
・(制服は)「大ブーイングでさ」、やがて自分用に制服を用意したらいいと思うようになった。
・(採用の)目標としているのはロバート・オッペンハイマーだ。ああいうふうにしたいと思ったんだ。
・「彼と議論して最初から勝てるというのはありえませんが、最終的に勝てることならあります」(ジェイムズ・ヴィンセント)
・「ちゃんとやれるようにしろ。できなければ、このデモは基調講演から外すぞ」
・「正しくやれるちゃんすは1回しかない。良くない部分があったとき、それを無視し、あとで直せばいいというのはダメだ。そんなのは他の会社がすることだ」
・「ザ・トップ100」の選定基準はシンプル。「救命ボートに乗せて次の会社に行けるのが100人だけならば誰を連れてゆくか」
・10個の項目が書かれたリストが完成する。ここでジョブズは下側7つに斜線を引いて宣言する。「我々にできるのは3つまでだ」
・革新的な会社の特徴は他社に先駆けて新しいアイディアを思い付くことだけではない。遅れを取ったときに、他社を飛び越えて先行できるのも革新的な会社である証なのだ。
・「結局まる2時間もデモを見せられました。取り憑かれている感じでした。途中からコンピュータより彼を見ていましたよ。その情熱がすごいと思ってしまったものですから。
・「最低賃金より安い仕事をしているに等しい!」
・「大きな意味を持つごく少数のものに集中する力、優れたUIを作る人材を確保する力、製品を革新的にしてマーケティングする力という意味で、スティーブ・ジョブズはとにかくすごい」(ビル・ゲイツ
・デジタル世界では人びとを分断する力が強く働くとよく知っているからこそ、ジョブズは顔をつき合わせた話し合いを重視する。「電子メールやiChatでアイデアが生み出せると思われがちだ。そんなばかな話はない。創造性は何気ない会話から、行き当たりばったりの議論から生まれる」
ジョブズはラセターとキャットムルだけを呼んだ。「君たちのどちらか片方でもやめたほうがいいと思うなら、やっぱりけっこうだとこの買収をぶち壊すけど?」
ピクサーでもアップルでも、ジョブズは急ブレーキをかけて根本的に考え直す。純粋でないものを感じたのだ。
・マーケティング的な考え方で各部門に製品ラインを増やしたりせず、優先順位の高いもの、ふたつか3つに絞ることをジョブズは求める。
・「スティーブは我々にとって大きな問題となりそうなことを常に来にしています」。達した結論は、「徹底的にやられる可能性がある機器は携帯電話」だった。
・「ローリーンは彼を守る美しい虎でした」(ジョニー・アイブ)
・「スティーブに言うことをきかせたければねばり強く当たる必要があります」(ティム・クック)
・解決の手がかりにアイブが気づいた。「片手でさっと持てる」とユーザに訴える必要がある。背中側の角を丸め「すくう」感じで手に取れるようにする。
iPadを発表した翌日の夜、ジョブズはいらつき、落ち込んでいた。「24時間で800通ほどメールが届いた。ほとんどは苦情だ。USBがない、これがない、あれがない」
・「個人的なプロジェクトとしてNYCタイムズ紙の支援をしてみようと思う。彼らが望もうと望むまいとね。うまくやる方法を彼らが見つけることがこの国にとって大事だと思うんだ」
・「ところで、君はなにかすごいことをした経験があるかい? なにか生み出したことはあるかい? それとも、ほかの人の作品にけちをつけて、作る人のモチベーションを引き下げてばかりいるのかい?」
・「もうどうでもいいよ」、ジョブズに気合を入れたのはティム・クックだった。「アップルはマイクロソフトのようになろうとしている。自己満足と傲慢の塊になろうとしている」という声があると伝えたのだ。
・「お父さんはこれからたぶん2日ほど会議漬けになる。そのすべてにお前も出ろ。この2日で、ビジネススクールに2年間通うよりもたくさんのことが学べるはずだ。世界でもトップクラスの人間がとても難しいことを検討し、決めていく瞬間に同席し『ソーセージがどう作られるのか』、その目で見ておくんだ」
・「僕が仕事をしているところをリードに見せるためなら、あの騒動を最初からやり直してもいい。おやじがどういう仕事をしているのか、息子にはそれを見せてやらなきゃいけない」
・ダウンロードされていたのは1冊だけ、「あるヨギの自叙伝」だった。
・「すばらしい才能に恵まれた人の多くがそうだと思うのですが、あの人もすべての面で非凡なわけではありません。たとえば他人の身になって考えるといった社会的スキルは持ち合わせていません。でも、人類に新たな力を与える、人類を前に進める、人類に適切なツールを提供するということを、あの人は心の底から大事にしています」(ローリーン)
・「こうするのはコントロール狂だからじゃない。すごい製品が作りたいからだ。ユーザーのことを考えるから、体験全体に責任を持ちたいからだ」