虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

「ちゅう文の多い料理店」を読んで(いいだ みかん)

 
 題名を見たとき、おきゃくがいっぱいで、人気のあるレストランの話だと思いました。
 わたしは、料理がすきです。料理をしたのを、食べるのと、自分が、作った、料理を食べてもらうのも大すきです。自分で作ったのを、「おいしい」と言われるとうれしいです。
 そんなすてきな話だと思って読んでみたのにうらぎられました。
 山ねこにねこにだまされて、二人の若いしんしが、たべられそうになった話しでした。
 山ねこはむかし話でも悪いことをすることが多いけれど この物語でも、悪いことして悪いやつだなと思いました。
 でも、山ねこも、何かを食べないとしんでしまうから、悪くないのかもと思いました。たとえば、ライオンがしまうまを食べるのはべつに悪いことをしているわけじゃないからです。
 じゃあ、山ねこはどうして、悪いことをしていると思ったのだろう。そうだ「だましている」からだ。それがいけないんだ。おいしいものをあげるふりして、へやにおくって、味つけも自分でしないで、人にやらせて、だましているのがひどいなあと思いました。
 だまされたと分かった時、二人の男の人はこわかっただろうなあ。自分がまさか食べられるために、てっぽうやたま、くつなどのもち物を全ぶとられたとは、思わなかっただろうなあ。クリームをぬって、こう水をかけても気づかないでさいごのちゅう文でやっと、自分が料理されていると分かったわけです。思いこみはこわいなあと思いました。山ねこのちゅう文はどれも、言葉がうまく書けていて、わたしだったとしてもだまされて、山ねこにたべられるにちがいありません。
 サプライズパーティーのように、いいだまし方ならいいけれど、この物がたりのだまし方は、なくぐらいこわいです。さいごには、かってた犬がたすけてくれて、山ねこに食べられずにすみました。犬たちは、ごしゅ人がすきだからたすけたんだと思います。犬たちは、二人のいのちのおん人だなあと思いました。
 わたしも、いつか、だまされたりして、ピンチになる時もあるかもしれないけれど、なか間がいればたすけてもらえると思いました。自分も、なか間がピンチになったら、たすけてあげたいなと思いました。