016:身の程を知るの意味

【丈】
十と又とを組み合わせた形。十は木の枝の形で、又は手の形。手に木の枝を持ち、それを支えとするもので、杖(じょう、つえ)のもとの字。また長さの単位で十尺(約3メートル)をいう。杖で長さを測るので、「めぐりて城を丈(はか)る」のように用いることがある。成人を丈人といい、三十歳とする説がある。

【程】
音符は呈(てい)。呈はさい(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)を高く掲げて神に捧げることをいい、その意味を含むとすれば、禾(か)は稲・穀物類であるから、豊作を神に祈るの意味となる。「程」は穀物の量を「はかる」の意味であるらしく、程度・程量(物事の度合い、ほどあい)、規程(きまり)、行程(目的地までの距離、みちのり)のように「わりあて、きまり、のり、みちのり、みち」などの意味に用いる。


【まとめ】
・もとをたどれば、丈は長さ、程は量をあらわす
・丈に祈りなし、程に祈りあり
・「身の程」は、自分自身に対する実りへの祈りを含んだ言葉である

つまり「身の程知らず」とは、生意気とか無茶とかバカとかそういう意味ではなく、「自分自身を大切に思い、自分自身の可能性を信じ、自分自身が本当に何をやりたいのかを素直に問うことをしていないで、無闇にリスクを取りに行ってしまっている状態」ではないでしょうかね。
 

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