この方法も、意図してやっていたわけではないのだが、
結果的に良い方法だったんだな〜と思う。
しかもだいたいが女の子とやっていたあたりが、
わたしの人生を象徴しているとか、していないとか。
- 何をしたか:数学の演習問題、テスト前に解き方を教えていた。これがいちばん効果的な勉強方法だった。
- 具体的には:
- 数学の演習問題をわりと先にさきにやっていたので、テスト前に友だち(とくにクラブの部室まわりの友だち)が来て、とんとんノートのコピーをしていった。
- テスト前がもっと近づくと(前日とか当日の朝とか)、ノートを見てもわからない問題の解き方を聞きに来るので、質問に答えていた。
- 解き方が分からないのは、ノートが適当だから(だって人に見せるために書いてるノートじゃないから)というのもあったし、とはいえ難しめの問題であることが多かった。
- それを3〜5人にやっていたので(ほとんど女の子だったが)、質問に答えているだけで勉強になって、あらためて時間をとって試験勉強をやる必要がほとんどなかった。
- しかも、何度も同じことを説明するので、説明がうまくなる。どこでひっかかりやすいか、わかるようになる。
- ので数学のテストはラクショー。びっくりするほど素晴らしい成績は取らないけど、地力がつくのでスコアを極端に落としようがない。素晴らしい成績にならないのは、相も変わらず「公式をいっさい覚えない」から。公式導くのに最初の時間使ってたら良いスコアは出ないよな。
- わたしも、周りも、お互い得した気でいっぱい。なのでまた最初のステップに戻る。
- 何でそんなことを:
- 特に意図があったわけじゃなく、はじまりは偶然。
- あとあと「勉強法」を学んだところによると、教えるのがいちばん勉強になるらしい。ほんとそうだと思う。
- たとえばピーター・ドラッカーも、勉強したいテーマが見つかったら、授業で教えるんだ、とのこと。そうなんだよなー。
- 背景:
- うちの高校の数学の教え方は、?問題の解き方を先生が黒板で説明する。生徒はだいたい意味も分からず板書する ?演習の時間があって、指名された生徒が答えを黒板に書き、フィードバックがある というスタイル。
- たいていの生徒は、解き方解説もひたすら板書し、演習解説もひたすら板書し、要するに自分で解く時間を作っていなかった。
- わたしは解き方だけ板書し、演習にはなんとか追いつくことを目指していた。
- なので自分だけが先に問題解いていて、まわりはたいていテスト前に初めて解いているという構図に。(ちなみに自分で1回解いているけど、いちいち解き方を覚えているわけではない)
- するとテスト前に困ったみなさんが、いかにもテストに出そう(悩みがち)な問題を選んで、わたしのところにきて、解き方を思い出す手助けをしてくれるわけですねえ。
- 副次的な効用:
- 学び:
- この話のポイントは?自分で考えることがいちばん強い ?あげることは損ではなく、いちばん得している、ということ。
- 教えることは最大の勉強。教えることでいちばん得しているのは、教えている人。
- 相手にほんとうに学ばせようと思うなら、教える(teaching)はベストの解ではない。質問・発見がベター、 試行錯誤・発見がベスト。