虎(牛)龍未酉2.1

記録帳|+n年後のジブンが思い出せますように……

ゼルダDSがすごい

ニンテンドーDSゼルダの伝説 夢幻の砂時計」がすごい。
http://www.nintendo.co.jp/ds/azej/index.html
最初の10分ぐらいしか見てないけど。
何がすごいって、具体的には例えば
  ・全ての操作がタッチペンでできる っていうかコントローラー操作を
   拒絶される
  ・マップにヒントを手書きで書いたら、そのまま上画面にするっと行く


Machintoshが志し、Palmが受け継いだ(継ごうとした)、
モードレスなインタフェースの実装の究極形をここで見たですよ。
さいきんはweb2.0のほうが流行ってて「あっちの世界」に注目が
集まってるので、インタフェースのことなんてあまり気にかけられて
ないんじゃないかと思うけれども、このインタフェースの実装は革命的。


アフォーダンスな操作体系、つまりは「地形に情報を埋め込む」という仕組みは、
マリオ64で発明され、マリオとゼルダに継承されてきて。
ここでついに画面のいたるところのオブジェクトに埋め込まれた情報が、
タッチペンでトリガされるという、全く新しい操作体系に。
気持ちいいんだなあ、これが。


初週30万本ということで、まあ落ち着きどころは80万本ぐらいでしょうか。
素人予想ですが。
根拠は、
 ?ターゲットユーザーがあいまい(年輩ユーザーはあまりやらない、
  OLがこぞってやるとも思えない、小中学生は他にやりたい
  のがありそうだ)。
 ?初週30万本も売れれば、追加プロモーションを激しくかける
  モチベーションは任天堂にない。
 ?コミュニケーション重視ではないので、じわじわ売れるというソフトに
  ならない。
海外でのウケが異常に良くて、ワールドワイドではけっこう売れた、
ということはあるかもしれませぬ。
本当かどうか知らんけれども「今を生きる」主演のロビン・ウィリアムズ
娘さんは、ゲームから名前をとって「ゼルダ」というそうだし。
海外ウケのほうがいいかもしれない。


なんかこう、モードレスだとか、アフォーダンスだとか、ブルーオーシャンだとか、
理屈をこねくり回さなくても、素晴らしい実装をやり続ける任天堂ってすごいなあ。
感動した。
理屈で議論して、それをうまく隠してるのか、
それとも理屈無しで答えに辿り着いてるのか。
どちらなのかよくわからんのだけれども、
どうも理屈無しで答えにたどり着いているような気がする。


しかしこの「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」がそこそこの売行きで、
さほど注目を浴びずに終わりそうで、
逆に言うと、それ以外にも話題になるすげーソフトを量産している
DSってなんというか、化けモン。